WWつらゆきのつらつらぐさWW

                                       女もすなる、映画日記といふものを、                  つらゆきもしてみむとて、するなり

ひらけ!魔境映画館!

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ジャカルタ中心部からほど近い、

トランスジャカルタと鉄道の駅が隣接するエリアにある、

古い映画館。

ジャカルタに来た当初から、映画の垂れ幕があるのが気になってはいたのだけれど、遠目に見るとまさか営業しているとは思えない建物のなりをしていたため、足を踏み入れぬまま2年半が経過していました。

 

思い立ってまじめに検索してみたところ、どうやら、まだ現役の映画館らしい!ということで行って観ました!!

 

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入口はこんなかんじ。駐車場のようですが、手前が駐車スペースで奥の1階と2階に、それぞれ2室ずつ上映室があります。

一応、階ごと名目上は別の映画館ということになっているよう。

 

例のごとく、こんな感じで、

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こんな風で、

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外は雨降りだったので、お客さんも雨宿り的な雰囲気でした。

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しかし何と言ってもこの映画館の売りは、

これ!!!!!!

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エロ!!深夜上映の(多分)2本立て!

超レア!これは観るしかない!!

 

と意気込んでいたところで、

女主人風の女性に訝しがられ「中は写真禁止!」と注意される。

 

追い出されてはつらまらん、ということで、

とりあえず、もうすぐ上映が始まるという映画を約90円で観ることに。

内容は、

戦時中の対オランダ、対日本の独立闘争をさくっとアクション仕立てにしたもので、曰く、よくTV放映されてるらしい。もしや2時間のドラマスペシャル的な?

なぜかこれを、後半約1時間のみ上映。

機材があまりにも古いので、広いスクリーンの4分の1程度の大きさで映し出される、映画の音声よりも空調や機材の機械音の方が大きい、おまけに真っ暗闇の中隣に座ってくるやつ×2もいる、という予想以上のヤバイ展開にドキドキ!

少しずつ出入口付近に移動するも、ついてくる人影×2。逃げる私。

遂に追い詰められ「もう勘弁~(><)」と尻尾を巻いて上映室から出ると、さっきの女主人&ドスのきいた取り巻きの女性陣が・・・これ幸い!とばかりに「たすけてー!普通に観させてー!」とダメ元で訴えてみたところ、「じゃあ私が一緒に観たろか」と、用心棒を請け負ってくれました♪ 

超マカシー、マダム!

マダムのいた所↓

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あとは蚊にさいなまれながらも、出入り口付近の階段に座っていたのがあまりに不憫だったようでマダムが出してくれた背もたれの無い簡易イスで最後まで観切って、&雰囲気を味わって

(この上映室は大いに妖しげであり、上映の途中で先述のドスのきいた女性が入ってきて、しばらく経ったかと思うと前方のトイレに寄って去って行き、続いて男性もスッキリした表情で席を立つ、という暗黙の営みがあるらしい)

 

ひとしきり熱く御礼を申し上げて帰りました。

 

これ以上迷惑はかけられないのでエロ系は観られなかったけど、

とってもスリル満点で思い出に残る映画館体験でした。がしかし!

スリとか本格的に危ない目にあわなかったのも運がよかったんだろうな。

完全に他力本願ですね!

 

誤解のないように申し上げておくと、インドネシアシネコンは日本と比べても遜色なし。どこにでもあるので、普通のデートをご所望であれば是非そちらをご検討ください。

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