WWつらゆきのつらつらぐさWW

                                       女もすなる、映画日記といふものを、                  つらゆきもしてみむとて、するなり

ソロ 2日目

ゆっくり起きて、ソロの街中散策。

ガイド本で見た「ナシ・リウッ」のお店や屋台が見つけられず、そもそも外食できる場所が目抜き通りにほとんどない。その代わり、「スラビ」という生焼けの薄ーいホットケーキみたいなお菓子の屋台は沢山出ていて、30円くらいで食べられる。焼きたてホヤホヤはすごーーーく美味しい!これには感動。

 

ソロ郊外の山の上にある2つのヒンズー教寺院(Candi)、Candi Sukuh(スクー)とCandi Ceto(チュト)に行くため、ベチャ→バス→アンコット→オジェックと乗り継ぎ、2時間くらいでスクーに到着。

 手ごろな大きさのピラミッドの周りに面白いポーズの石像が何体もあって、中でも首なし小人みたいなのが自分の男性器を握って立ってる像は、一瞬びっくりするけど日本や中国にもあるような子孫繁栄の象徴なんだろうなってことで、じっくり見させてもらった(笑)

 2か所目のチュトには、今度はドデカイそのものがあったんだけど、印象的だったのはその祀られている前に高校生くらいの現地の男の子たちがずーっと座っていたこと。おかげで写真が撮りにくかったです。

 

2つの寺院の間の山腹には、お茶畑、野菜畑が広がるっている。バイクの後ろに跨って、風を切りながら心安らぐ風景をひらすら目に焼き付ける。時々運転手のお兄さんと喋る。「誕生日はいつ?」「1歳違いだね」「家族は?」「ここはいいところだね」などなど。 

インドネシア語では、自分と相手のことを指す言葉は

Saya(私)-Anda(あなた) 丁寧

Aku(ぼく、わたし)-Kamu(きみ、〇〇ちゃん・〇〇くん) くだけてる

という感じで時と場合、上下関係によって使い分けるんだけど、ジャカルタにいるとついかしこまってSaya-Andaを使いがちだし、MissとかNyonya(奥様、特に外国人の)とか呼びかけられて、内心「ちがうんだけどなー」って思うこともたびたびだから、

こうしてただの1人の旅行者として、見知らぬ土地ですべてをリセットして関係を築く(たとえその場限りの出会いであっても)ってことは、私にとってはとてもとても大切なことなんだなと思った。

 

同年代にはいきなり友達気取りで話したり、おじさんに丁寧に話しかけて優しくしてもらったり。もともと人と人との距離が近くて話し掛けやすい土地だからできるってこともあるけど。 

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(@チュト)

 山を下りて、街中をもう一度歩く。ソロはバティックが有名だから何かお土産を・・・と思うも、あまりこれといった物がない。

 

せっかくの「古都」っていうブランド力がある?のにもったいないな~と思って宿に戻ったら、夜にワヤン・クリッ(ヒンズー神話を題材にした影絵)が催されている劇場があると聞いて、取りあえずモールを偵察に行ってから出かけることに。

 

モールはさすがの賑わいで、ここに住む人皆が集まってきているような活気。外とのギャップが大きく、ちょっと複雑。

 

 その後散歩を兼ねて、劇場というか地元の集会場みたいな所でワヤンを見た。初めてだったから大興奮!夜9時から夜中2時くらいまで上演が続くらしく、演者もお客さんもご飯食べたりタバコ吸ったり居眠りしたりしながら楽しんでいた。